第一囘 發句(ほつく)教室
『鳰(にほ)の會(くわい)』
この作品を讀む時、この音樂を聞きながら鑑賞して下さい。
これは高秋美樹彦による、
『Motion1(竪琴・harp)曲 』
といふ曲で、YAMAHAの「QY100」で作りました。
映像は奈良懸にある、
『石舞臺(いしぶたい)』
へ出かけた時のものです。
雰圍氣を味はつて戴ければ幸ひです。
ない方が良いといふ讀者は、ご自由にどうぞ。
§
第一囘目の發句
三月三十日
瞼閉ぢてそれでも見ゆる櫻かな 不忍
まぶた とぢて それでもみゆる さくらかな
C♪♪♪ ♪♪†ζ┃♪♪♪♪♪♪†┃♪♪♪♪†ζ┃
この度、『とよなか地域ささえ愛ポイント事業(原文の儘)』といふ奉仕(ボランテイア)活動の一環として、『アミーユ豊中庄本町(原文の儘)』の「介護付有料老人ホーム(原文の儘)」で發句教室を開催する事となつた。
會の名前は『鳰(にほ)の會(くわい)』とした。
その時、一齣(ひとくさり)發句に就いて解説した後に、作句の參考にでもなればと即興で、
「明るさに瞼閉ぢても櫻色」
と詠んだのが初案であつたが、それからすぐに推敲の過程をみせながら最終案へと移つた。
この句の上句を「目を閉ぢて」とすれば五文字となつて整ふのだが、目を閉ぢた瞼の上に暖かな春の陽射しと櫻の花の色が映えるやうに感ぜられればと考へて、敢て字餘りとなる「瞼」としたのである。
註)
「γ(八分休符)・†(四分音符)・ζ(四分休符) 」の代用。
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