この作品を讀む時に、
この音樂を聞きながら鑑賞して下さい。
これは自作(オリヂナル)の,
『Motion1(金管楽器・A brass instrument)』
といふ曲で、
YAMAHAの「QY100」で作りました。
雰圍氣を味はつて戴ければ幸ひですが、
ない方が良いといふ讀者は、
聞かなくても構ひませんので、
ご自由にどうぞ。
一、達磨忌に思ふ 『座右の銘』
今日十月五日は達磨忌である。
壁觀の面壁九年で解脱した達磨(Bodhidharma・?-528)が沒した日である。
座右の銘
個を主張するでもなく
個を主張せざるでもなく
調和を求めるでもなく
調和を求めざるでもなし
その在り樣は爲(な)す可き時は個を主張し
而(しか)していふ處(ところ)を言へば個を離れて
調和をとる處なり
されば我もまた
あつてなき存在なれや達磨の忌 不忍
一九九五年十月五日
二、座右の銘 『拾公捨私(しふこうしやし)』
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